Kurotamakikaku-Kutsukake-Synopsis

あらすじ

中ノ川一家の跡目になるはずだった六ツ田の三蔵。しかし親分は捕えられ、一家は散り絶え、それでも三蔵ひとりが親分に義理を立て中ノ川一家を名乗っている。当然、反対派から圧力が加えられいよいよ三蔵、最後の夜を迎える。

三蔵の首を挙げようと勇み立つ相手側博徒、磯目の鎌吉に苫屋の半太郎に大野木の百助。しかし三蔵の腕にはかなわない。三人に同行していた旅人沓掛時次郎。「あっしは旅にんでござんす。一宿一飯の恩があるので、怨みもつらみもねぇお前さんに敵対する、信州沓掛の時次郎という下らねぇ者でござんす。」と、三蔵との一騎打ちを申し出る。

激しい闘いの後、時次郎についに一刀を浴びせられ、三蔵倒れる。泣き崩れる身重の女房おきぬ、「ちゃんやぁ!」と縋る倅の太郎吉。狡汚い三人の博徒は今度はおきぬと太郎吉を狙う。正義感強い時次郎は三人のルール違反に怒り、磯目、苫屋、大野木を敵に回し猛然と立ち向かい追い払う。いよいよ虫の息になった三蔵。時次郎に身重のおきぬと太郎吉を「頼む!」と言い残し、息絶える。さすらいの旅人沓掛時次郎と、おきぬと太郎吉の三人旅が始まる。

人情の男時次郎は、おきぬと太郎吉、そして生まれてくる赤子のためにやくざ渡世を捨てて堅気に戻ろうとがんばるが、なかなか生活は豊かにならない。そんな折、旅先の安宿屋の主人安兵衛に一晩で金になる大仕事を持ちかけられる。その大仕事とは!この土地の二人のやくざの大親分八丁徳と聖権の大喧嘩。八丁徳側の助っ人になれという。いったんは時次郎のためと思った安兵衛だが、女房のおろくにも咎められ、金より命が大事だったと、軽々しく話を持って来たことを後悔する。しかし時次郎、これでおきぬや太郎吉を楽にできるのなら!とおきぬに内緒で危ないDealを引き受ける。

旅を続けるうちに知らず知らずと芽生えてきたおきぬと時次郎の恋心。おのれの命をかけてもおきぬと太郎吉を守り通そうとする時次郎に、暗雲のような不安を抱くおきぬ。「帰ってくるとも。吃と、俺は帰ってくる。」と約束し安兵衛と共に出て行く。が。。。。

image